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オンライン授業について

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2020年5月の記事一覧

「カメラも音声もオフのままできるオンライン交流アクティビティを考えてみた」

こんにちは、N中等部の佐藤です。 今回は、オンラインで生徒同士のつながりを作るキッカケになる授業について、実際にN中等部で実施したものを使用してお伝えしようと思います。(スライドをこの記事の最後で紹介しています) 人と人との関係づくりは実際に会うのとオンラインとではまったく違う、ということは、もはや言うまでもない事実だと思います。オンラインでは雑談すらもなかなか難しく、カメラをオンにしなければ相手がどんな様子なのかもわかりません。 一方で、無理やり「カメラをオンにしてね」

リモートワークにおける、コミュニケーション不足を防ぐためのオンラインでできる5つの取り組み

リモートワークで陥りやすいのが、コミュニケーション不足により“報・連・相”の欠如や『業務依頼者』対『受け手(個人)』の関係性のみでリモートワーカー同士のネットワークを構築できないことによる帰属意識の希薄化ではないでしょうか? そこで角川ドワンゴ学園が実施している業務運営方法(密に連絡を取り合う方法など)と、より交流を図るための5つの取り組みについて紹介させていただきます。 ◆業務運営方法5つの取り組みの前に、まずは、リモートワーカーの業務の運営方法を紹介します。 トップダウ

Zoomに慣れよう Vol.2 / グループワークで地味に困ること

こんにちは。園です。 このマガジンでは、「中高生がオンラインでグループワークをするには?」という課題にむけたプログラム案を解説します。スライドも公開いたしますのでぜひご活用ください。 このマガジンの内容 0. 全体についての説明 1. Zoomに慣れよう Vol.1 チャット機能でクイズゲーム 2. Zoomに慣れよう Vol.2 ブレイクアウトルームでじゃんけん&しりとり 3. Zoomに慣れよう Vol.3 ホワイトボードでドローイング、連想作文 4. Zoomで雑談

仕事と子育てを両立できる、リモートワークの働き方について

角川ドワンゴ学園では、2019年5月よりシングルマザーや介護などで出社が難しい方を対象とした“リモートワーク採用”を始めました。 現時点(2020年5月現在)では、20名のリモートワーカーが活躍しており、今年度も30名~50名体制に向け、積極的に採用活動を進行しています。 ◆積極採用を始めた経緯 角川ドワンゴ学園は、2016年のN高等学校開校当初からネットを主体に運営をしてきました。そこで、「職員もリモートで仕事ができるのではないか」と思い付いたことがきっかけです。 リモ

特別なシステムの導入なく、Googleフォームで生徒の進捗管理をする方法

オンライン授業では、生徒に課題を配布し演習をやってもらうことがあります。 ラーニングマネジメントシステムが搭載されたオンライン学習を使っている学校なら生徒の進捗をシステムで管理できますが、N高等学校ではその他の方法を使っています。 N高等学校が実際に行っている、生徒の進捗管理ができる方法をご紹介します。 通学コースのプログラミング授業について進捗管理の話の前に、まず通学コースのプログラミング授業についてお話します。 通学コースにはプログラミングの授業があり、“つくること

オンライン授業のスライドを作るときに注意したほうがいい5つのポイント

こんにちは、N中等部の佐藤です。 今回はオンライン授業で使用する「スライド」のデザインについて、N中等部が意識していることを書いてみようと思います。 N中等部では基本的にスライドを「Googleスライド」で制作していますが、PowerPointやKeynoteなどのスライド作成ソフトでも、同じことを意識しています。 そこでこの記事では、日々研究し導き出した5つのスライド制作における注意点を紹介します。 ■注意点① 文字のフォントサイズは40pt以上「1枚のスライドの中に

オンライン授業が一方通行にならないための3つの方法

zoomで授業をしているとき、生徒はミュートにしていることが多いと思います。その場合、反応をしてもらうことが難しく一方通行の授業になりがちです。教室では当たり前に行われている、挙手、質問、うなずきに変わるオンライン授業で使えるものをいくつかご紹介します。 投票機能投票機能は『この問題Aだと思う人手をあげてください。』のような授業中によくあるシーンで大活躍します。授業前にあらかじめ質問と回答を用意しておけば生徒に投票してもらうことができます。集計も一瞬で完了するため数える手間

ZOOMに慣れようVol.1  /  リアルで何気なくやっていることが実は凄いことだった件

このマガジンではzoomやslackを活用して中高生がオンライン上でグループワークを実施できるようになることを目指したトレーニングプログラムのスライドを解説を公開していきます。 今回は前回の全体についての説明に続いて、「zoomに慣れよう vol1」のスライドの公開と解説をしていきます。 マガジンの内容 0. 全体についての説明 1. zoomに慣れよう Vol.1 チャット機能でクイズゲーム 2. zoomに慣れよう Vol.2 ブレイクアウトルームでじゃんけん&しりと

初対面の中高生がオンラインでグループワークやワークショップができるようになるには

こんにちは。園です。これからこのマガジンではzoomやslackを活用して中高生がオンライン上でグループワークを実施できるようになることを目指したトレーニングプログラムのスライドを解説と一緒に紹介していきたいと思います。 マガジンの内容 0. 全体についての説明 ←今回はこの記事 1. zoomに慣れよう Vol.1 チャット機能でクイズゲーム 2. zoomに慣れよう Vol.2 ブレイクアウトルームでじゃんけん&しりとり 3. zoomに慣れよう Vol.3 ホワイトボ

オンライン授業の雰囲気を明るくするために意識する5つのこと

ビデオ会議ツール(Zoom・Skypeなど)でオンライン授業を行うと、いつものように振る舞っていても表情や声が思うように伝わらず、生徒の反応をうまく引き出せないことがあります。 今回は、オンライン授業を行うときに気をつけている5つのコツを紹介します。簡単なことですが非常に大切だと感じています。 ※ここではZoomを利用していますが、どのツールでもコツは同じです。 つねに“ 笑顔”で話すZoomで授業を行っていると目の前に生徒がいないため、真顔になりがちです。しかし、生徒の

N中等部のオンラインホームルームで実際に使っているスライドを公開してみる

こんにちは、N中等部の佐藤です。 今回はN中等部での経験をもとにオンラインのホームルーム運営の具体的な内容や時間配分、先生の話し方などをご紹介したいと思います。 ■この記事は以下のような方にオススメです ・学校や塾でオンライン授業の展開を検討or既に実施している ・オンラインのコミュニケーションを試行錯誤している ・オンラインホームルームの実際の例が見てみたい ■新学期スタート 4月は朝に「はじまりの会」、夕方に「おわりの会」を実施N中等部は通常授業を5月7日(木)実施

オンライン授業の幅が広がるビデオカメラとワイヤレスマイク 〜 必要機材と準備 〜

オンライン授業はパソコンとネットワーク環境があればすぐに始められますが、ビデオカメラとワイヤレスマイクを取り入れると授業の幅が広がります。今回は、オンライン授業で動きのある授業を行うために必要な機材を紹介します。 ビデオカメラとワイヤレスマイクを使用したオンライン授業の特長ビデオカメラとワイヤレスマイクを使用するとオンライン授業で次のようなことができます。 ・黒板やホワイトボード、電子黒板などを利用した授業 ・先生の動きや字の大きさに応じた動画の配信 ※字が小さいや大きい

大人数のオンライン授業はYouTube Liveがオススメ

〜 すぐに始められる配信手順 〜 N高等学校・N中等部・N予備校では開校以来、オンライン授業を行っています。今回は、YouTube Liveで大人数向けのオンライン授業を行うための配信手順を書いておきたいと思います。 YouTube Liveを選ぶ理由オンライン授業を始めるには、まず何を用いてライブ配信するのか選ぶ必要があります。Web会議ツールには、Zoom、Skype、Microsoft Teamsなどがありますが、大人数(30人以上など)の生徒を対象とした授業でオス

初めて「zoomでオンライン授業します」という案内を生徒・ご家庭に出すときの資料をまとめてみた

こんにちはN中等部の佐藤です。 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてN中等部はオンラインで朝と夕方のHR(ホームルーム)を4月13日から実施しています。5月7日から通常授業もオンラインで開始します。 今回は初めてパソコンに触れる新入生もいる中で、初めての「オンラインHR」に生徒たちが不安なく参加してもらうにはどうしたのか、 それにはどんな案内を行ったのか、について紹介したいと思います。 ■この記事は以下のような方にオススメです ・学校や塾でオンライン授業の導入を検討してい