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オンライン授業について

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#学校法人角川ドワンゴ学園

Slackを使いこなして課題をシェア。N中等部の「オンライン」プロジェクト学習を少しだけ公開してみる

こんにちは、N中等部の佐藤です。 今回は、N中等部がオンラインでのワークショップをどのように進めているのか、生徒が作ったワークシートを実際にお見せしつつ紹介します。 1)プロジェクト学習を通して実社会で「動ける」人間を目指す毎週火曜日と木曜日に実施している「プロジェクト学習」(以下PBL)は、関心のある現代社会の問題をチームで分析し、解決策を考え、実行する本格的なアクティブラーニングです。実社会でも使われているスキルを知り、身につけることを目指します。 オンライン学習中の

N中等部通学コースの、【ICTツールを活用した英語授業】のしくみ

こんにちは、N中等部の佐藤です。 今回は、N中等部通学コースが「対面英語」の授業で活用しているICTツールをご紹介します。 授業内で使っているツールやサービスは以下の通りです。 1)MacBookの音声読み上げ機能 2)G Suiteのスプレッドシート 3)Zoomのチャット 4)Googleフォーム 5)Kahoot! 1)PCの音声読み上げ機能を活用 授業内で単語や文章の発音を確認する際は、生徒それぞれが自分のPCの音声読み上げ機能を使用します。音声読み上げ機能であ

イマのN中等部がオンライン授業で「できたこと」と「できなかったこと」、そこから見えてきた新しい先生の役割の話

こんにちは、N中等部の佐藤です。 4月からの約4ヶ月間、オンライン授業をしてみて改めて運営を振り返り、そこから見えてきたあたらしい発見を書いてみようと思います。 今回は以下の4つの視点からオンライン授業で“できたこと”と“できなかったこと”を整理し、モヤモヤとした課題を抽出します。 1)スクール生活の再現 N中等部通学コースキャンパスでのスクール生活は、大きく3つに分けられます。1つは「教科学習、プログラミング、21世紀型スキル学習でのワークショップの学び」、次に「昼休

登校は通学でもオンラインでも。N中等部が行っている学びの“イマ”を中継してみる。

こんにちは、N中等部の佐藤です。 緊急事態宣言が解除された今、N中等部通学コースは「通学」でも「オンライン」でも参加できる授業や教室運営を実施しています。生徒は毎日、通学をするのか自宅から授業を受けるのかを自分で選ぶことができます。 こう説明すると「生徒によって異なる授業を実施しているのでは?」と思われるかもしれません。しかし、実際は教室でも自宅からでも同じ授業を受け、グループワークなども一緒に行っています。 今回の記事では、N中等部が実施している「通学したい生徒」と「オ

「カメラも音声もオフのままできるオンライン交流アクティビティを考えてみた」

こんにちは、N中等部の佐藤です。 今回は、オンラインで生徒同士のつながりを作るキッカケになる授業について、実際にN中等部で実施したものを使用してお伝えしようと思います。(スライドをこの記事の最後で紹介しています) 人と人との関係づくりは実際に会うのとオンラインとではまったく違う、ということは、もはや言うまでもない事実だと思います。オンラインでは雑談すらもなかなか難しく、カメラをオンにしなければ相手がどんな様子なのかもわかりません。 一方で、無理やり「カメラをオンにしてね」

リモートワークにおける、コミュニケーション不足を防ぐためのオンラインでできる5つの取り組み

リモートワークで陥りやすいのが、コミュニケーション不足により“報・連・相”の欠如や『業務依頼者』対『受け手(個人)』の関係性のみでリモートワーカー同士のネットワークを構築できないことによる帰属意識の希薄化ではないでしょうか? そこで角川ドワンゴ学園が実施している業務運営方法(密に連絡を取り合う方法など)と、より交流を図るための5つの取り組みについて紹介させていただきます。 ◆業務運営方法5つの取り組みの前に、まずは、リモートワーカーの業務の運営方法を紹介します。 トップダウ

Zoomに慣れよう Vol.2 / グループワークで地味に困ること

こんにちは。園です。 このマガジンでは、「中高生がオンラインでグループワークをするには?」という課題にむけたプログラム案を解説します。スライドも公開いたしますのでぜひご活用ください。 このマガジンの内容 0. 全体についての説明 1. Zoomに慣れよう Vol.1 チャット機能でクイズゲーム 2. Zoomに慣れよう Vol.2 ブレイクアウトルームでじゃんけん&しりとり 3. Zoomに慣れよう Vol.3 ホワイトボードでドローイング、連想作文 4. Zoomで雑談

仕事と子育てを両立できる、リモートワークの働き方について

角川ドワンゴ学園では、2019年5月よりシングルマザーや介護などで出社が難しい方を対象とした“リモートワーク採用”を始めました。 現時点(2020年5月現在)では、20名のリモートワーカーが活躍しており、今年度も30名~50名体制に向け、積極的に採用活動を進行しています。 ◆積極採用を始めた経緯 角川ドワンゴ学園は、2016年のN高等学校開校当初からネットを主体に運営をしてきました。そこで、「職員もリモートで仕事ができるのではないか」と思い付いたことがきっかけです。 リモ

オンライン授業のスライドを作るときに注意したほうがいい5つのポイント

こんにちは、N中等部の佐藤です。 今回はオンライン授業で使用する「スライド」のデザインについて、N中等部が意識していることを書いてみようと思います。 N中等部では基本的にスライドを「Googleスライド」で制作していますが、PowerPointやKeynoteなどのスライド作成ソフトでも、同じことを意識しています。 そこでこの記事では、日々研究し導き出した5つのスライド制作における注意点を紹介します。 ■注意点① 文字のフォントサイズは40pt以上「1枚のスライドの中に

初めて「zoomでオンライン授業します」という案内を生徒・ご家庭に出すときの資料をまとめてみた

こんにちはN中等部の佐藤です。 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてN中等部はオンラインで朝と夕方のHR(ホームルーム)を4月13日から実施しています。5月7日から通常授業もオンラインで開始します。 今回は初めてパソコンに触れる新入生もいる中で、初めての「オンラインHR」に生徒たちが不安なく参加してもらうにはどうしたのか、 それにはどんな案内を行ったのか、について紹介したいと思います。 ■この記事は以下のような方にオススメです ・学校や塾でオンライン授業の導入を検討してい

N高で生徒の交流の場としてSlackを使ってきた経緯と運営時に心がけていること

学校法人角川ドワンゴ学園のIT戦略部の部長をしている吉村総一郎(@sifue)です。 角川ドワンゴ学園が運営するN高等学校、及びN中等部ではSlack(スラック)が生徒たちの交流の場として利用されています。N高等学校ではチャットプラットフォームであるSlackを学校空間と定めており、教職員により運営がされています。現在N高等学校のSlackのメンバーは約15000名、パブリックチャンネル数は約5000チャンネル、投稿メッセージ数は1日2万~7万メッセージとなっています。

学校運営のためのチャットプラットフォームの導入について

学校法人角川ドワンゴ学園のIT戦略部長をしている吉村総一郎(@sifue)です。 この新型コロナウイルスの緊急事態宣言の中でZoomやGoogle Meets、Microsoft Teamsなどのビデオチャット会議やリモート授業がもてはやされていますが、長時間にわたるビデオチャット会議やインターネット回線品質の問題からくるトラブルに悩まされてはいないでしょうか? 学校法人角川ドワンゴ学園では、ネットを駆使した未来の学校を運営すべく、リモートでの働き方にも力をいれていますが