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N/S高新聞

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学校法人 角川ドワンゴ学園(N高/S高)の「今」を発信する「 #NS高新聞 」。実行委員の生徒が作成した記事や活動の様子を発信しています。更新情報はTwitter( @nshig… もっと読む
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#連載小説

連載小説 口は幸せのもと

文=にら (N高7期・ネットコース) 人混みの中、のんびり歩くのは申し訳なく感じたため、私…

連載小説 逃避行

文=青西04 (N高7期生・ネットコース) 最終話 過去から逃げたい男 その日の車はラパンで…

連載小説 口は幸せのもと

文=にら (N高7期・ネットコース) 「……メンチはどこだ?」 お盆には味噌汁とご飯、そし…

恋をした。3ーもう一度ー

文=ひーさん(N高6期生・通学コース) 今の時期は肌寒さで目が覚める。 今日の朝ごはんは、…

【連載小説】人工幼なじみ Ver.3.0

文=江畑終太郎(N高6期生・ネットコース) 『僕』は高校生。 『君』は人工幼なじみ。 ↓前…

連載小説 逃避行

文=青西04 (N高7期生・ネットコース) 第三話 家庭から逃げたい先生 細長い木の枝みたい…

連載小説 口は幸せのもと 第2話

文=にら (N高7期・ネットコース) 「いらっしゃいませー」 案内されたのは一番奥のカウンター席。 席には背丈の低い調味料がお行儀よく並んでいた。 いつも目にする醤油やソースも、小さくなるだけで愛らしいと思えてしまう。 「ご注文が決まりましたらお声掛けください。」 温かい緑茶を渡された私は、ひとまずメニューを選ぶことにした。 湯呑みのサイズも小さくて可愛らしい。 そう思いながら前方に手を伸ばしたところ、そこにメニュー表はなく、隣の壁にはいくつかのメニュープレートが打

二杯の珈琲 【第一話 カフェラテの恋煩い】

取材・文=𠮷川幸歩(N高7期・通学コース) 第一話 カフェラテの恋煩い 喫茶店シェアトの扉…

恋をした。2ーいってらっしゃいー

文=ひーさん(N高6期生・通学コース) おばあさんへ 夕日が沈む時間は妙なことを思いつく。…

【連載小説】人工幼なじみ Ver.2.0

文=江畑終太郎(N高6期生・ネットコース) 『僕』は中学生。 『君』は人工幼なじみ。 ↓前…

連載小説 逃避行

文=青西04 (N高7期生・ネットコース) 第二話 煩悩から逃げたい女 牛の青年の次に乗せた…

連載小説 口は幸せのもと 第1話

文=にら (N高7期生・ネットコース) ーー11月、札幌駅周辺。 「よりによってなんでこん…

二杯の珈琲 【プロローグ】

著=きほちゃ(N高7期・通学コース) プロローグ シェアトの声 店があるのは、街から少し離…

恋をした。1.ーちいちゃい宝物ー

文=ひーさん(N高6期生・通学コース)  見慣れた景色や街並みに黄金が溢れるこの時期。緩く髪を撫でる風はすっかり涼しさを取り戻して、季節は冬に向かっている。目が冴えるような快晴と刺すような陽射し。寝起きの目には少々眩しい。徒歩5分で来れるここは、毎日の散歩コースだ。コツ、コツと杖をつき、草原を散策する。どうやら今日は僕たちしかいないようだ。草原の真ん中にある、昔から馴染みのある一本木は、いつにもなく存在感が増して輝いている。 「ほぉお……今年はいつもよりきらきらだねぇ〜〜